去年4月より成年年齢の引き下げがおこなわれ、一般的に「成人」と呼ばれる年齢は20歳から18歳になりました。
従来、消費者金融カードローンを利用する場合は20歳以上しか申し込めませんでしたが「成年年齢引き下げ」により18歳・19歳の人でもお金を借りることが可能になっています。
ただ、すべての消費者金融カードローンが利用できるわけではありません。
この記事は18歳19歳が申し込める大手消費者金融と、消費者金融以外でも即日にお金が借りれる方法を徹底解説していきます。
具体的な借入先は下記でご紹介しますが、まずはざっくりと「18歳19歳がお金を借りる方法」について解説していきます。
18歳または19歳がカードローンでお金を借りる方法としては、以下の8つがあります。
18歳19歳がカードローンからお金を借りる場合、申込可能な大手消費者金融はプロミスだけになります。以前はアコムも18歳以上で融資をしていましたが現在は20歳以上になっています。
18歳19歳がプロミスに申込する場合は、必ず収入証明書が必要となります。アルバイトなどの給料明細あれば問題ありませんので事前に用意しておきましょう。収入証明書がない場合は審査落ちになります。
プロミス | ||
金利 | 年4.5%~17.8% | |
限度額 | 最大500万円 | |
審査時間 | 最短3分* | |
融資時間 | 最短3分* |
*お申込み時間や審査によりご希望に添えない場合がございます。
*お申込時の年齢が18歳および19歳の場合は、収入証明書類のご提出が必須となります。
*高校生(定時制高校生および高等専門学校生も含む)はお申込いただけません。
2022年3月までは大手消費者金融カードローンの場合、利用条件は「20歳から」となっていました。
しかし2022年4月の成年(成人)年齢引き下げにより一部の大手消費者金融は18歳、19歳でも申し込めるようになっています。
一方、成年年齢引き下げになっても従来通り「申し込みは20歳以上」としているカードローンも多く存在します。特に銀行カードローンについては、成年年齢引き下げ後も申し込み可能年齢は20歳から」となっています。
消費者金融は総量規制のルールがありますので年収3分の1以上の貸付は禁止になっています。仮に正社員で年収240万円の場合は、最高でも70万円までしかお金を借りることができません。
年収の1/3が上限ですが、年齢が若いため初めての申し込みでも限度額は10万円~20万円だと思っておいた方が無難です。
すでにクレジットカードでキャッシングしている人や、スマホの分割支払いを延滞している人は、まず審査に通りませんので注意が必要です。
中小消費者金融なら、18歳19歳でもお金を借りられる場合があります。学生ローンなど学生専門の融資をしている中小消費者金融なら、親の同意なしでも利用できるローンがあります。
ただし18歳19歳で融資を受けるには、アルバイト収入などの安定した収入が必要です。
無収入の学生や親の仕送りだけで生活しているような人は、申し込んでも審査通過は難しいでしょう。
なお、消費者金融などの貸金業者を規制する「貸金業法」では、審査時に利用者の返済能力確認を義務付けています。
収入がない学生に融資をしてしまうと中小消費者金融は法令違反となりますので、収入があるかどうかのチェックは厳格におこなわれます。
銀行カードローンは20歳以上しか申し込めませんが、利用目的がはっきりしているなら「ろうきんの無担保ローン(フリーローン)」が利用できるかもしれません。
たとえば、中央労働金庫の団体会員に属している人なら18歳以上から申し込みが可能です。
ただし「勤続1年以上」「年収150万以上」が必須条件となっていますので、実際は19歳~20歳から申し込めることになります。
18歳・19歳で「クルマを買う」「バイクを買う」などの明確な目的があるなら、信販会社の提携ローンが利用できるでしょう。
18歳19歳になると運転免許取得費用が必要になるケースもあると思いますが、20歳未満でも運転免許取得ローンなら申し込みは可能です。
ただし信販会社のローンを利用する場合、20歳未満の人は親の同意が必要となります。
18歳・19歳で換金価値のある貴金属などを持っているなら、質屋でお金が借りられます。
質屋の場合、品物を預けてお金を借りる方法と買い取ってもらう方法があります。
質屋によっては「買い取りの場合は20歳以上」としているところがありますので、詳しくは店舗に問い合わせてみることをおすすめします。
【参考:質預かりのよくある質問│みいち質店 】
<質預かりは誰でも利用できる?>
質屋は基本的に身分証明書をお持ちの18歳以上の方(高校生を除く)でしたらどなたでも利用可能となっております(初回契約時には必ず公的身分証明書が必要となります)、お店によっては20歳未満はご利用できない所もあります。
(引用元:質預かりについて│みいち質店)
インターネットの情報サイトを見ていると「18歳19歳がクレジットカードでキャッシングする方法」といった情報が溢れています。
内容を見ると「一部のカードでキャッシングができる」となっていますが、実際のところ18歳19歳がキャッシングできるクレジットカードは少ないのが現状です。
たとえば利用ユーザーの多い楽天カードの場合、クレジットカードの申し込みは18歳から可能ですが、キャッシングは20歳からとなっています。
<三井住友カード公式サイトより>
【質問】カードの申し込みは何歳からできますか?
【回答】満18歳以上(高校生を除く)の方よりお申し込みいただけます。※20歳未満の方はキャッシングサービスをお申し込みいただけません。
(引用元:https://qa.smbc-card.com/mem/detail?site=4H4A00IO&category=28&id=2128)
18歳・19歳でもアルバイトをしていたり社会人で正社員で働いているなら、会社の前借り制度を使ってお金が借りられます。
ただ前借りをするには勤務先が前借りシステムを導入しているか、経営者に直接頼み込むか、どちらかの方法が必須となります。
たとえば勤務先が以下のような「前給」制度を導入していれば、働いた日の日給換算で一定額まで借りられます。
もちろん前借りした翌月は返済分が天引きされますので、手取り収入は少なくなります。
きらぼし銀行の前給システム
https://www.kiraboshi-tech.co.jp/maeq/
日本学生支援機構が扱う奨学金も、18歳19歳が利用できる融資制度のひとつです。
大学生になってから授業料が足らなくなったり参考書を買うお金がない場合などは、利用できるケースがあります。
ただし奨学金の申請には利用条件を満たしていることが必要で、即日融資は受けられません。
もし急ぎの融資を希望する場合は、このあとご紹介するカードローンなどを利用することをおすすめします。
ここからは、18歳19歳から借りれる金融のカードローンについて詳しく解説していきます。
冒頭でお伝えしたとおり、成年年齢の引き下げがあっても18歳19歳が利用できるカードローンは限られています。
大手消費者金融カードローンのほとんどは、20歳以上でないと申し込めませんのでその点は覚えておきましょう。
プロミスは、2022年4月以降は18歳19歳でも申し込めるようになりました。
プロミスは他社にさきがけてアプリローンのシステムを構築し、若年層でも申し込みやすい手続き方法を用意してくれています。
わざわざ店舗に行く必要もなく、アプリひとつで申し込みから借入までが完結できる点がメリットのひとつです。
しかしながら18歳~19歳の申し込みは必ず収入証明書が必要になることと、20歳未満の申し込みは審査に通りずらいのが現状です。
まず無職では審査に通りません。最低でも半年以上のアルバイトや正社員の勤務が必要になります。
また総量規制の関係と年齢が若いのは審査でマイナス要因になりますので、他社ですでに借入している場合は審査落ちする可能性が高くなります。
利用できる年齢 | 18歳以上74歳以下 ※収入が年金のみの方はお申込いただけません。 |
申込条件 | 本人に安定した収入があること |
金利 | 年4.5%~17.8%(初回契約時は年17.8%) |
限度額 | 500万円まで |
18歳19歳の初回限度額 | 5万円~30万円 |
※【重要】18歳19歳の方は、必ず収入証明書が必要になります(収入証明書がない場合は審査落ちになります)。また、高校生の申込みは不可となっています。
大手消費者金融カードローンのひとつ「レイク」も、20歳以上からしか申し込めません。
今後、方針転換する可能性もありますが若年層との契約は「リスクがある」と判断する会社も多く、実際のところ将来的な動向はわかりません。
ただレイクは他社にはない180日無利息サービスがあるなど、いくつかのメリットもあります。
20歳になった際には、ぜひ検討したいカードローンのひとつといえるでしょう。
ドット枠
商号 | 新生フィナンシャル株式会社 |
ご融資額 | 1万円~500万円 |
ご利用対象 | 満20歳~70歳 安定した収入のある方(パート・アルバイトで収入のある方も可) |
貸付利率(実質年率) | 年4.5%~18.0% ※貸付利率はご契約額およびご利用残高によって異なります。 |
遅延損害金 | 年20.0% |
ご返済方式 | 残高スライドリボルビング方式 元利定額リボルビング方式 |
ご返済期間・回数 | 最長5年・最大60回 ※融資枠の範囲内での追加借入や繰上返済により、返済期間・回数はお借入れ及び返済計画に応じて変動します。 |
必要書類 | 運転免許証等 収入証明(契約額に応じて新生フィナンシャルが必要とする場合) |
担保・保証人 | 不要 |
貸金業登録番号 | 関東財務局長(11) 第01024号 日本貸金業協会会員第000003号 |
アイフルも20歳以上からしか申し込めません。
アイフルには「原則職場に連絡がないこと」「急ぎの審査希望の場合は、優先して審査してくれること」など、いくつかのメリットがあります。
詳しい条件などは以下の表をご覧ください。
利用できる年齢 | 20歳以上69歳以下 |
申込条件 | 本人に安定した収入があること |
金利 | 年3.0%~18.0%(初回契約時は年18.0%)* |
限度額 | 1万円~800万円まで* |
20歳の初回限度額 | 10万円~30万円 |
*貸付条件はリンク先の公式サイトをご確認下さい。
18歳19歳の学生なら、大手消費者金融カードローンではなく学生ローンの利用も検討してみましょう。
すべての学生ローンが申し込めるわけではありませんが、下記の学生ローンなら18歳19歳の申し込みは可能です。
ただし、どちらの学生ローンも「本人に安定した収入があること」が条件となります。たとえば「月5万円」程度でもいいので、アルバイトやパートで安定収入を得てから申し込むようにしましょう。
ちなみに学生ローンに申し込む場合、ほとんどの貸金業者では親の同意書は不要となっています。親に内緒でどうしてもお金が必要なときに頼りになるローンもありますので、覚えておくと便利です。
フレンド田は1976年創業の学生ローン専門店です。店舗は東京の高田馬場にありますが、WEB申込みなら全国利用が可能です。
平日の午前中に申し込めば即日融資も可能ですので、急ぎのお金が必要な学生なら検討してみてもいいでしょう。
利用できる年齢 | 18歳以上の学生 |
申込条件 | ・高卒以上の大学生、短大生、専門学生、予備校生 ・必要書類を提示できること ・本人に安定した収入があること |
金利 | 年12.0%~17.0% |
限度額 | 1万円~50万円まで |
18歳19歳の初回限度額 | 5万円~10万円程度 |
学生ローン専門店のカレッヂも1977年創業の貸金業者です。カレッヂの学生ローンは、セブン銀行ATMのカレッヂカードが利用できるなど、利便性が高い点が特徴です。
ただ、18歳19歳で利用する場合は以下の必要書類が必要になります。収入証明書がないと申し込めない場合もありますので、事前に確認して用意しておきましょう。
カレッヂの必要書類 ※18歳19歳で来店融資の場合 |
1.学生証 2.健康保険証* 3.銀行のキャッシュカード 4.収入証明書 *保険証がない場合は要相談 |
カレッヂの必要書類 ※18歳19歳で振込融資希望の場合 |
1.学生証 2.健康保険証* 3.銀行のキャッシュカード 4.公共料金の領収証又は、在宅確認 5.収入証明書 *保険証がない場合は要相談 |
学生ローンのアミーゴは、残念ながら20歳以上しか申し込めません。
アミーゴの公式サイトには、返済シミュレーションができるページがあります。
20歳以上の学生の場合、アルバイト収入が不安定になることもありますので返済シミュレーションで確認して無理のない借入をすることが大切です。
利用できる年齢 | 20歳以上 |
申込条件 | 本人に安定した収入と返済能力を有し、 アミーゴの審査基準を満たしていること |
金利 | 年14.4%~16.8% |
限度額 | 50万円以内かつ、年収の3分の1以内 |
20歳の初回限度額 | 5万円~10万円 |
大手消費者金融カードローンや学生ローン以外でも、若者が利用できるカードローンがいくつかあります。
最近話題になっている「アプリで借りられるカードローン」でも「申し込みは20歳以上から」となっているケースがほとんどです。
銀行カードローンも、いまのところ20歳以上からしか申し込めません。
カードローンを利用する場合は「クレジットカードの引き落としに間に合わない」など、「すぐにでも借りたい」と思うケースが多いのではないでしょうか。
ここからは「クレジットカードを利用する」などの方法で、未成年でも社会人やアルバイトを含めて即日お金を借りる方法について詳しく解説します。
特に18歳19歳がお金を借りるケースにおいては、クレジットカードの引き落とし以外にも以下のようなシーンが想定されます。
カードローンによっては申し込み方法を間違ったり用意する書類に不備があったりすると、翌日以降の融資になるケースもありますので注意が必要です。
消費者金融カードローンで最短即日融資を受けるには、以下の方法があります。
カードローンの審査対応時間は、9:00~21:00です(*店舗によって営業時間が異なる場合があります)。したがって、21時以降の契約になると即日融資は受けられません。
申し込み手続きや審査時間を含めると多少時間はかかりますので、余裕をもって手続きすることが大切です。
ちなみに振込融資で地方の信用金庫などに入金を希望する場合、24時間365日の振込対応ができないケースがあります。
どうしても急ぐ場合は、ほとんどの銀行で当日振込可能な「平日15時まで」に、契約手続きと振込依頼を済ませましょう。
自動契約機を利用する場合も、審査時間を考慮に入れて遅くとも20時までには自動契約機で手続きを開始することをおすすめします。
「18歳でもクレジットカードの現金化を利用すれば即日現金が用意できる」という人もいるかもしれません。
クレジットカードの現金化とは、換金目的で商品を購入し買取ショップなどで商品を買い取ってもらい現金を手に入れる方法です。
この方法だけを見ると違法には見えませんが、カード会社の規約違反になりますのでカードの現金化はやめたほうがいいでしょう。
最悪のケースでは、クレジットカードのショッピング機能が使えなくなる可能性も出てきます。
<一般社団法人日本クレジット協会公式サイトより>
【クレジットカードのショッピング枠の現金化について】
クレジットカードには商品やサービスを購入し、後払いにする「ショッピング」の機能と、お金を借り入れる「キャッシング」の機能があり、それぞれに利用できる金額が設定されています。「クレジットカードショッピング枠の現金化」とは、本来、商品やサービスを後払いするために設定されている「ショッピング」の利用可能枠を換金する目的で利用することです。クレジットカード会社はこれらの行為を認めていません。絶対行わないでください。
最近、インターネットや新聞・雑誌等で「クレジットカードのショッピング枠を現金化します」などという広告が掲載されていることがあります。これらは、一部の業者が当座の資金に困ったカード利用者に、ショッピング枠を現金化するように勧誘するものです。
「換金目的でカードを利用することは、「クレジットカード会員規約」に違反する行為で、カードの利用ができなくなったり、結局は自分の債務を増やすことになります。また、犯罪や思わぬトラブルに巻き込まれるケースもあります。
(引用元:一般社団法人日本クレジット協会「クレジットカードのショッピング枠の現金化について」)
即日でお金を借りたいなら、消費者金融おすすめのアプリで申し込む方法がおすすめです。
大手消費者金融カードローンのアプリには、以下の特徴があります。
お金借りるアプリでキャッシングする場合は、セブンイレブンかローソンのATMに限られます。
ファミリーマートなどのATMは使えませんが、対象のコンビニATMなら、夜間でも土日でもお金が借りられる点がメリットです。
消費者金融以外の銀行カードローンも「申し込みは20歳以上」となっており、即日融資ができません。
銀行カードローンは、2018年1月以降「審査時に利用者が反社会勢力と関係がないか確認すること」が義務付けられています。
確認のなかで「警察庁データベース」への照会が必要となっており、消費者金融よりも審査時間がかかります。
急ぎの融資を希望する場合は、18歳19歳でも申し込み可能になっている大手消費者金融カードローンの利用を検討しましょう。
即日借入れができる確率を少しでもアップさせるには、いくつかのコツが必要になってきます。
ここからは、18歳19歳の人がカードローンで即日融資を受けるための「コツ」について解説します。
すぐにカードローンを利用する予定がなくても、将来急にお金が必要になりカードローンを利用せざるを得ない状況も出てくるでしょう。
いざというときに困らないためにも、以下のポイントを覚えておくと便利です。
各カードローンの公式サイトを見ると、すべてのローンの利用条件として「安定した収入があること」が必須条件となっています。
「安定した収入」とは年収の多さではなく「毎月決まった額以上のお金がはいってくること」がポイントとなります。
したがって、カードローン審査では「雇用が安定していること」がとても重要です。
「日雇い労働者として働いていたり」「職を転々とする」、さらには単発のアルバイトで生活しているような人の場合、審査通過は難しいでしょう。
アルバイトやパートでもかまいませんが、できることなら正社員(社会人)で6ヶ月以上勤務していることが理想です。
カードローンによっては、本当に申告した勤務先で働いているかどうか、在籍確認をされるケースもありますので注意したいところです。
利用するカードローンによっては、申し込み条件が異なる場合があります。
提出書類もさまざまですので、利用する前には公式サイトなどで確認してから申し込むようにしましょう。
たとえば「20歳以上で申し込める」となっているカードローンでも、以下のような付帯条件がつく場合もあります。
条件を確認せずに申し込んでしまうと、審査に時間がかかってしまい、即日借りられない可能性もあります。
カードローンの審査では「返済能力の有無」が重要なポイントです。他社カードローンやクレジットカードの支払いが滞っていると、カードローンの審査通過は難しいでしょう。
他社で延滞してしまうと信用情報機関のデータに記録が残ります。カードローンの審査時には、必ず信用情報機関のデータ照会がおこなわれます。
審査でネガティブな結果が出ないように、他社支払いは絶対に遅れないことが大切です。
カードローンによっては電話連絡がないケースもありますが、ほとんどのカードローンでは本人へ申し込み確認のメールや電話が入ります。
連絡の主旨としては、以下のような内容がほとんどです。
電話があるとすれば申込直後から2~3日のケースがほとんどですので、カードローン申込後はすぐに連絡がつく状態にしておきましょう。
いくら成年年齢引き下げがあっても「本当に18歳19歳が消費者金融から融資が受けられるのか?」と不安に思う人もいるでしょう。
そこで、一般の人の質問や回答が見れる「ヤフー知恵袋」から、実際の状況も見ていきたいと思います。
下記は18歳大学生からの質問です。
質問:18歳大学生がカードローンでお金を借りる際連帯保証人とかを立てないとダメですか?
回答:カードローンは19歳未満の契約には収入証明書の提出を求められますよ。あなたに返済能力がなければ契約出来ません。
(引用元:ヤフー知恵袋)
20歳未満が消費者金融を利用できるといっても、消費者金融各社は若年層の借入れについては慎重(審査が厳しい)です。
なぜなら18歳19歳となると社会人経験も浅く金融知識も乏しい若者も多いため、借り過ぎて返せなくなるリスクを懸念しているからです。
実際20歳未満が利用する場合は、返済能力を証明するために収入証明書の提出が必要になります。(詳細は「日本貸金業協会自主ガイドライン「若年者への融資は収入証明書の提出を義務付け」をご覧ください)
ヤフー知恵袋には18歳成人男性へ、日本政策金融公庫に申し込みする方法の回答もありました。
質問:18歳成人男性がお金を借りる方法を教えてください。親が進学費用だしてくれません。
回答:派遣で勤務した事がある日本政策金融公庫という、金融機関に教育ローンがありました。
申込書の確認業務でしたが、中には兄弟姉妹(学生)が保証人というケースもあったので、割と審査が緩いのではないかと。
(引用元:ヤフー知恵袋)
以下の質問は「大手消費者金融は成人しか申し込めない」と書かれていますので、2022年4月以前の内容と思われます。
ただ、今回の記事でもお伝えしたように大手消費者金融カードローンがダメでも、学生ローンなら親の同意書なしで借りられる場合があります。
質問:大学一年生19歳です。未成年でもお金を借りれる方法はありますか?大手消費者金融は成人しか駄目みたいなので、出来れば親にばれない形で3万円ほど必要です。
回答よろしくお願いします。
回答:未成年の大学生で親にバレずにカネを借りるということであれば、学生ローンの「カレッヂ」に申し込んでみてはいかがでしょう。「カレッヂ」の融資対象は18歳以上の大学生で、親の同意書も不要です。ただし、融資金額は10万円までです。
(引用元:ヤフー知恵袋)
最後に、20歳未満の若者が金融からお金を借りる場合の注意点やリスクについてもお伝えしておきます。
お金がない状態でカードローンなどを利用する場合、つい「審査通過できるかどうか?」「いくらまで借りられるか?」ばかりを気にしがちです。
しかし、カードローンの利用で一番重要なのは「返済可能な金額を借りること」です。
カンタンに申し込めるからといって、借り過ぎには注意しましょう。
さきほどのヤフー知恵袋でも書かれていたように、若年層への融資に際しては「収入証明書の提出が必要」となっています。
これは法律で義務付けられたものではありませんが、消費者金融などが加盟する日本貸金業協会の自主ガイドラインで決められていることです。
アルバイトやパート、または正社員で働いている18歳19歳の場合は、源泉徴収票や給与明細書などの収入証明書の提出が必要となりますので事前に用意しておくといいでしょう。
もし収入証明書が用意できない場合は、残念ながら審査に落ちる可能性が高くなります。
また実際に消費者金融でお金を借りる場合は、以下の記載にあるように「使い道」を聞かれます。
キャッシングしたお金の使い道としては、ギャンブルなどではなく「生活費」や「免許取得費用」などの理由が理想です。
<日本貸金業協会公式サイトより>
若年者への貸付けの契約を締結しようとする場合は、貸付額にかかわらず、収入の状況を示す書類の提出又は提供を受けてこれを確認するものとする。また、当該書類は、当該貸付けに係る契約に定められた最終の返済期日まで保存するなど、貸金業法施行規則第10条の18第2項の規定に沿って保存するものとする。
注1)貸金業法第13条第3項に規定する金額を下回る額の貸付契約における収入の状況を示す書類については、必ずしも年収証明書である必要はなく、客観的に収入を確認できる書類であって信ぴょう性・妥当性があるものであればそれでも差し支えない。
(中略)
2:若年者への貸付けの契約を締結しようとする場合は、資金使途を確認するとともに、名義の貸借やマルチ商法等について注意喚起を行い、不自然な点が見受けられる場合には聴き取りを行う等、より慎重な調査を行うものとする。
若者がお金を借りる場合は、借り過ぎに注意しましょう。消費者金融等を規制する「貸金業法」では、「借入れは年収の三分の一まで」と決められています。
この借入れに該当するのは消費者金融やクレジットカードなどのキャッシングのみで、マイカーローンなどは含まれません。
上記のルールのことを総量規制といいますが、逆に考えると「年収の三分の一を超える借入れは借り過ぎ」です。
一般的に毎月の借金返済額が手取り収入の35%を超えると、返済不能になるリスクが高まります。
手取りが20万円ある場合で計算してみると、消費者金融の返済やマイカーローンなどの返済を含め毎月7万円を超える返済になっているなら「滞納リスクが高い」と見なされることになります。
カードローンを利用する場合は、さきほどの通り「いくらまで借りられるか?」よりも「いくらなら返せるか?」と考えてキャッシングするようにしましょう。
カードローンを利用する場合は、絶対に親に心配をかけないようにしましょう。
消費者金融各社では自宅に郵送物を送らないように配慮してくれたり、電話も個人名でかけてくれるなどプライバシーに配慮した仕組みを用意してくれています。
とはいえ、済が滞ったり消費者金融からの連絡を無視していると自宅に督促状が届いたりするケースもあります。
親に心配をかけないためにも利用時には郵送物や電話連絡に注意し、絶対に延滞しないように心がけましょう。
大手消費者金融公式サイトには、かならず「返済シミュレーション」ができるページがあります。
返済シミュレーションでは「借入額」「返済期間」で毎月の返済額を算出したり、逆に「いくらなら返せるか?」といった視点でもシミュレーションが可能です。
毎月の収入や生活費を計算し、無理のない範囲で借りることをおすすめします。
無事審査に通過してキャッシングできたとしても、急にアルバイト収入がなくなったり退職したりして収入が途絶えるケースもあるでしょう。
またついつい限度額いっぱいまで借りてしまい、借り過ぎて返済できなくなることもあるかもしれません。
もし返済に行き詰ったときには、ぜひ早めに弁護士などに相談することをおすすめします。ひとりで悩んでいても利息が膨らんで返済が苦しくなるだけです。状況によっては、債務整理も検討したほうがいいかもしれません。
消費者金融によっては一時的に最少返済額を減額してくれるなど、返済相談にのってくれるケースもあります。(毎月の返済が少なくなった場合には、完済までの期間が延びますので注意が必要です)
成年年齢引き下げの法改正で、今後は消費者金融をとりまくルールも変わってくるかもしれません。
現在18歳19歳が大手消費者金融カードローンを利用する場合、一部の大手消費者金融だけが利用対象となります。
しかし、今後は他社も追随してくることが考えられます。ただ、いくらカードローンが申し込みしやすくなったからといって借り過ぎは禁物です。
20歳未満の場合は、30代の社会人と比較すると手取り収入も少ないでしょう。”身の丈に合った借入れ”をするように心がけたいものですね。